3日目午前「圃場見学」

今日の午前中は、木の花ファミリーの見学ツアーから始まりました。8時半におひさまハウスひまわりを出発し、こうちゃんガイドのもと、本宅、配送センター、養蜂場、ビニールハウス、ニワトリ小屋、畑を回ります。

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冬を越すために、巣箱を毛布で包んで温かくしている蜂小屋。それぞれがそれぞれの役割を果たしながら全体でひとつの生き物のように生きているミツバチの生態は、これからの人類のモデルになる、ということで、木の花ファミリーではミツバチを飼い始めたのでした。

隣りのビニールハウスでは、蜜源植物となるエキウム・ウィルドプレッティの苗を育てていたり ー
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メダカがいたり。
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セロリもすくすく育ってます。
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そしていちごハウスへ。
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赤い実を探して、つまみ食い♪
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続いてキャベツの畑へ。
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人間の役割は、作物が本来の生命力のままに伸びゆくことができる場を整えること。キャベツが何を言っているのかを感じ取り、必要なことをする。農とは、作物と人間の協同作業なのです。
「作物はウソをつかないから、自分のやったことの答えがそのまま正直に返ってくる。そういう意味では人間より付き合いやすいかもしれないね」とこうちゃん。

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今日は気候も穏やかで、見学日和。あちらこちらに梅の花も咲いていました。
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見学後は講義室へ戻り、『互いを知る』のワークショップ。

これから1ヶ月間を共に過ごすのも、いわばひとつのコミュニティ。1ヶ月間を通して自分自身を深く知ると同時に、他者のこともより深く知って、互いを理解しあい、共に生きることを学びます。

 


第5日目:天然循環法-農 

午前: 天然循環法 概論

講師は、畑隊のこうちゃん。

2013年11月にカタカムナと出会ってから木の花ファミリーでは農に対する捉え方も変化してきました。有機農法から自然農法へ、そして天然循環法へと変わってきたのです。

以下、こうちゃんの今日の講義を少し覗いてみましょう!

畑のことを活き活きと語る講師のこうちゃん
畑のことを活き活きと語る講師のこうちゃん

 この世界は、炭素など色々なものが上手に巡って(循環して)いるものを上手に利用しています。

わたしたちは、循環の中にいる。
光、空、大地、水、風
どこに暮らしていても、その循環は同じ。
僕らは一つ。
生まれたら必ず死ぬ。

死んで放っておくと腐る。
腐るという文字には肉という文字が含まれている。

生命が終わっていくときに、腐敗する。
肉を食べるということは、生命を終わらせるエネルギーが体の中に廻っていく。
腸の中に腐敗をもたらし、それが病となる。
かたや発酵するということは、命を活かすこと。

怒ったり、悲しんでいると全身の細胞にその影響がもたらされる。

一番大事なのは、みんなの心の在り方。

僕たちは食べたものになる。

みんなが活き活きすること。調和とは平和。
平和な環境から生まれてきたものを食べることで
平和(=調和=バランスが良い)になる。

一方、戦いの中で生まれてきた作物を食べると、体内に戦争のエネルギーをもたらす。

食べたいという想いで食べるのではなく、体とコミュニケーションしながら食べる。お腹が空いたというのは、体が必要なものを吸収する準備ができたということ。

これは、作物にも同様にいえる。

人間の心がとってやろうと思うと、肥料をたくさん入れる。それがバランスの悪い状態を生む。人間も同じ。これが良いから、あれが良いからと言ってたくさん与えられることで、最近では子どもたちが成人病になっている。

僕らは作物を作っているというよりも、そこをイヤシロチ化していくということ。潜象界から現象界にこの世界を創る最小微粒子の「カ」が満ちてくるところ。そういうところだと当たり前に作物ができる。手法としては、微生物をたくさん入れる。潜象界のカム(神)がミコト(命)となる。 

こうしたことを学ばせてもらう現場が田畑。そのようにかかわった場所を生命豊かにしていくのが、天然循環法。そうすると命が満ちていく。

こうしたことは、自分が宇宙の法則に沿ったものでないと、理解できない。
だからこそ自分の心を磨く。
そうすると田畑でなくても、どこにいても活力が溢れる場所ができるんだよ。


午後: 天然循環法 実践

今日の午後の講座は野外実習としてボカシづくり、土ボカシ、生ごみボカシ作り
そして室内で活性液と米ぬか活性液作りを行いました。

午後の講師はきょうこちゃん+畑隊のひろみちゃん、カトケン、こうちゃん。

木の花の米ぬか、水、木の花菌を入れて、手を使ってみんなで混ぜていきます。
ギュっと握って、つつくとホロッと崩れるくらいの水分量が出来上がり。

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「いい匂い~!」「おいしそう~!」という声。

きょうこちゃんが、「食べることもできるのよ。」というと、食べ始める受講生も。

このボカシはそのままだと腐ってしまうけど、土に混ぜると長期間保存が可能です。
すぐに使わない時は、土と混ぜるといいですね。これが土ボカシ。

それから生ごみの処理にもこのボカシを混ぜると悪臭もしません。
1週間くらい経ったら、土に混ぜると、その1週間後には跡形もなくなっているといいます。恐るべし発酵の力!こうして生ごみも潜象界へ戻っていくのですね。

その後、室内に入り、活性液作りをしました。
この活性液は、野菜を育てたり、お掃除をしたり、お風呂に入れたりと色々なことに使えます。

きょうこちゃんの説明を受けて活性液づくり
きょうこちゃんの説明を受けて活性液づくり

糖蜜、ぬるま湯、木の花菌を混ぜて作っていきます。
また米ぬか活性液は、家庭からの生活排水を汚染する米のとぎ汁を活性液で無害化し、有益なものにしていきます。

二人一組で活性液作り。この後、毎日、お風呂に入れて発酵させます。
二人一組で活性液作り。この後、毎日、お風呂に入れて発酵させます。

最後にみんなで感想と質問タイムを持ちました。

実習後の質問&感想タイム
実習後の質問&感想タイム

畑隊のカトケンからは、普段見ているものに対してのみんなの「すご~い!」という反応が新鮮で楽しかった。最初にどちらの菌を付けるかで、その後が決まる。心磨きも同じ。ネガティブな思考を持つと、その思いで行ってしまう。

受講生の元エリートサラリーマンのあわちゃんからは、
「こうちゃんがいつも楽しそうに畑をやっている意味がわかった」
いぶちゃんからは
「みんなで笑いながらできたから(活性液に)良い波動が入ったと思う」
みへちゃん
「微生物は目に見えないけれど、いっぱいいると思うと可愛く感じる。
微生物を観る目が変わった」

そして音叉セラピストのみどりーぬちゃんからは
「命が命をつないでいる。いさどんのしている話をシンクロしている」

それに対し、こうちゃんは
「僕は僕の感じた世界を発している。いさどんはいさどんの言葉で伝えている。
みんな宇宙の大元の心が入っている。だから語り合うんだよ。」

それを聞いてみどりーぬは、
「真実がわかった感じ。受け売りの話と実際に現場でやっている人の違いがわかる。頭ではない。体感するものと思った」

木の花ファミリーでは知意行一体を実践すべく生活しています。
これまでの知識編重のプログラムとは違う、感じて学ぶプログラムになりました。


 

プログラムの最後に受講生から質問がありました。

Q: どんな時にこれを捲くのですか?

A: 苗の時は1000倍、作物に元気のない時は2000倍、病気が発生し、広がるのを防ぐときは原液を捲きます。あとは、直観ですね。

どれだけ良い菌を補給しても、それを定着させる環境を作ってやらないと機能しません。


 

活性液と一緒に
活性液と一緒に

この世界は響きで成り立っています。みんなも響きを発しているよね。それは何を想って毎日を生きているかが響きによって表れている。自分が霊的に成長したり、高まったりすることで、この世に何をもたらすでしょうか?

 

 


第3日目:圃場見学&ファシリテーション講座&人格を学ぶ講座

セッション1:圃場見学

今朝は小雨が降る中、木の花ファミリーがどのように天然循環法を日常の暮らしに活かしているのかを感じるための見学がありました。

ガイドは畑隊のこうちゃん。

畑や田んぼ、鶏舎、配送センター、育苗センター、蜂小屋、しょうゆ醸造場などを見学。
木の花の田んぼと、すぐ隣にあるよその家の田んぼの土を、実際に触って違いを感じるということをしました。

白菜の畑でこうちゃんの説明を聞く受講生のみんな
白菜の畑でこうちゃんの説明を聞く受講生のみんな

農薬を使っているよその家の田んぼの土は、固くて、崩すとさらさらするのに対し、木の花の土は植物の根が絡みついており、ふわふわの土で、色も濃く、農に関わったことのない受講生も、明らかにその違いを感じることができたと、感動していました。


 

セッション2:ファシリテーション講座

午前2つ目のプログラムは、天然循環法・ファシリテーションの講座でした。

今年から、ファシリテーション講座も、天然循環ファシリテーションに変わりました。

基本的な論理と手法の話の後に、それに捉われない、直観に基づいたファシリテーションについての話になりました。

ここで、天然循環ファシリテーションについての解説スライドをシェアしますね。

天然循環法ファシリ

受講生は明後日から、木の花のファシリチームメンバーのサポートの元に、実際に木の花ファミリーのコミュニティ・ミーティングのファシリテーションの実習をする予定です。

 

セッション3:人格を学ぶ講座-序章 (報告:みかこ)

プログラムに変更があり、明日18日の予定の人生講座が今日に繰り上げになった。

人生講座はこの真学校の中でも重要な講座。いさどんが30歳の時に出会った「黄金の仏陀」から受け取った

名前とカルマの深遠な仕組みがここでは伝授される。カタカムナと出会って、益々名前の意味が深まった。ちなみにカタカムナでひもとくとナマエとは

ナ 成る。分身。質的転換。

マ 小さいマリが描く円軌道によって区切られた球空間。現象宇宙界。

エ 時軸が局部に限定されること。生きている間。

いさどんと美雅子で読み解いたのは、

「神の分身が質的転換して存在する時空間(とき・ところ)」

名前に、生まれる時空が示されているというのです。名前講座3で学ぶ地球暦「己読み」の目的と一緒ということです。

名前

序章はカタカムナの世界観をしっかりと学びました。音魂、数魂、言魂、型魂がカタカムナの世界の分類によって見事に整理されたのです。こんなふうに、カルマ読みも日々進化しているのです。

最後の15分で、いさどんに「どのようにカルマ読みがやってきたのか」語ってもらいました。

今まで黄金の仏陀はお釈迦様だと思っていたのですが、いさどんの中に入られたのは、実は大日如来だった事が今日のお話で解りました。大日如来は別の言い方をすると天之御中主大神のことだそうです。その黄金の光の中にお釈迦様も入っておられて、地上を生きる人々が、地上で生きながら経験を積んで、天に昇っていく道を示したのでしょうね。