午前: 天然循環法 概論
講師は、畑隊のこうちゃん。
2013年11月にカタカムナと出会ってから木の花ファミリーでは農に対する捉え方も変化してきました。有機農法から自然農法へ、そして天然循環法へと変わってきたのです。
以下、こうちゃんの今日の講義を少し覗いてみましょう!
この世界は、炭素など色々なものが上手に巡って(循環して)いるものを上手に利用しています。
わたしたちは、循環の中にいる。
光、空、大地、水、風
どこに暮らしていても、その循環は同じ。
僕らは一つ。
生まれたら必ず死ぬ。
死んで放っておくと腐る。
腐るという文字には肉という文字が含まれている。
生命が終わっていくときに、腐敗する。
肉を食べるということは、生命を終わらせるエネルギーが体の中に廻っていく。
腸の中に腐敗をもたらし、それが病となる。
かたや発酵するということは、命を活かすこと。
怒ったり、悲しんでいると全身の細胞にその影響がもたらされる。
一番大事なのは、みんなの心の在り方。
僕たちは食べたものになる。
みんなが活き活きすること。調和とは平和。
平和な環境から生まれてきたものを食べることで
平和(=調和=バランスが良い)になる。
一方、戦いの中で生まれてきた作物を食べると、体内に戦争のエネルギーをもたらす。
食べたいという想いで食べるのではなく、体とコミュニケーションしながら食べる。お腹が空いたというのは、体が必要なものを吸収する準備ができたということ。
これは、作物にも同様にいえる。
人間の心がとってやろうと思うと、肥料をたくさん入れる。それがバランスの悪い状態を生む。人間も同じ。これが良いから、あれが良いからと言ってたくさん与えられることで、最近では子どもたちが成人病になっている。
僕らは作物を作っているというよりも、そこをイヤシロチ化していくということ。潜象界から現象界にこの世界を創る最小微粒子の「カ」が満ちてくるところ。そういうところだと当たり前に作物ができる。手法としては、微生物をたくさん入れる。潜象界のカム(神)がミコト(命)となる。
こうしたことを学ばせてもらう現場が田畑。そのようにかかわった場所を生命豊かにしていくのが、天然循環法。そうすると命が満ちていく。
こうしたことは、自分が宇宙の法則に沿ったものでないと、理解できない。
だからこそ自分の心を磨く。
そうすると田畑でなくても、どこにいても活力が溢れる場所ができるんだよ。
午後: 天然循環法 実践
今日の午後の講座は野外実習としてボカシづくり、土ボカシ、生ごみボカシ作り
そして室内で活性液と米ぬか活性液作りを行いました。
午後の講師はきょうこちゃん+畑隊のひろみちゃん、カトケン、こうちゃん。
木の花の米ぬか、水、木の花菌を入れて、手を使ってみんなで混ぜていきます。
ギュっと握って、つつくとホロッと崩れるくらいの水分量が出来上がり。
「いい匂い~!」「おいしそう~!」という声。
きょうこちゃんが、「食べることもできるのよ。」というと、食べ始める受講生も。
このボカシはそのままだと腐ってしまうけど、土に混ぜると長期間保存が可能です。
すぐに使わない時は、土と混ぜるといいですね。これが土ボカシ。
それから生ごみの処理にもこのボカシを混ぜると悪臭もしません。
1週間くらい経ったら、土に混ぜると、その1週間後には跡形もなくなっているといいます。恐るべし発酵の力!こうして生ごみも潜象界へ戻っていくのですね。
その後、室内に入り、活性液作りをしました。
この活性液は、野菜を育てたり、お掃除をしたり、お風呂に入れたりと色々なことに使えます。
糖蜜、ぬるま湯、木の花菌を混ぜて作っていきます。
また米ぬか活性液は、家庭からの生活排水を汚染する米のとぎ汁を活性液で無害化し、有益なものにしていきます。
最後にみんなで感想と質問タイムを持ちました。
畑隊のカトケンからは、普段見ているものに対してのみんなの「すご~い!」という反応が新鮮で楽しかった。最初にどちらの菌を付けるかで、その後が決まる。心磨きも同じ。ネガティブな思考を持つと、その思いで行ってしまう。
受講生の元エリートサラリーマンのあわちゃんからは、
「こうちゃんがいつも楽しそうに畑をやっている意味がわかった」
いぶちゃんからは
「みんなで笑いながらできたから(活性液に)良い波動が入ったと思う」
みへちゃん
「微生物は目に見えないけれど、いっぱいいると思うと可愛く感じる。
微生物を観る目が変わった」
そして音叉セラピストのみどりーぬちゃんからは
「命が命をつないでいる。いさどんのしている話をシンクロしている」
それに対し、こうちゃんは
「僕は僕の感じた世界を発している。いさどんはいさどんの言葉で伝えている。
みんな宇宙の大元の心が入っている。だから語り合うんだよ。」
それを聞いてみどりーぬは、
「真実がわかった感じ。受け売りの話と実際に現場でやっている人の違いがわかる。頭ではない。体感するものと思った」
木の花ファミリーでは知意行一体を実践すべく生活しています。
これまでの知識編重のプログラムとは違う、感じて学ぶプログラムになりました。
プログラムの最後に受講生から質問がありました。
Q: どんな時にこれを捲くのですか?
A: 苗の時は1000倍、作物に元気のない時は2000倍、病気が発生し、広がるのを防ぐときは原液を捲きます。あとは、直観ですね。
どれだけ良い菌を補給しても、それを定着させる環境を作ってやらないと機能しません。
この世界は響きで成り立っています。みんなも響きを発しているよね。それは何を想って毎日を生きているかが響きによって表れている。自分が霊的に成長したり、高まったりすることで、この世に何をもたらすでしょうか?