第27日目:修了パーティー

さぁ、いよいよ修了パーティーの日がやってきました。
こうしたグループで作り上げることは、受講生にとって心の学びの総まとめ。この日を迎えるまで、感情のぶつかり合いや自己を見つめるいくつものプロセスがありました。それを乗り越えて、どんなパーティーになったでしょうか?

受講生は、子どもたちを喜ばせたい!ということで、子ども一人ひとりの写真を加工し、民族衣装と合成したものが、デコレーションに。早速、子どもたちはそれを見つけて大はしゃぎ!

そして時間になると男性陣は、ハワイアン+チャイニーズ?女性陣はオヤジ風+エスニックの衣装で登場!

作った料理の前で!
作った料理の前で!

こどもたちにも、個々にお子様プレートが!

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こちらは大人用
こちらは大人用

みんなでワイワイ語りながら、食事を満喫していると、「おぉ~!」デザートが出てきた!

 

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よこなお考案の「チェ・ナオグルト」ココナツミルクの中に、小豆とサツマイモ、寒天、イチゴなどの入ったアジアンスィーツ! もう一つのスィーツは、イタリアに料理修行に行ったことのあるわたるシェフの作った、木の花のエコパンとお神酒の搾りかすを使った「米グルトティラミス」!こちらもおいしかったです!

 

このデザートを担当したよこなおちゃんは、デザートセクションを任され、リーダーシップをとらざるを得ない状況に追い込んでもらったことで、心の学びがあったようです。以下は、本人の了承を得て、よこなおちゃんの日記からの抜粋です。


 

修了パーティーの担当がお菓子作りになった。というかみどりーぬに今日急に「デザートどうなっている?」と聞かれて「わたしが決めて良いの?」という思いが出てきた。昨日からわたしがデザートのメインのような雰囲気があったので、一瞬「えっ?」と思う気持ちがあったが、よしやろう!と素直に思えた。
みどりーぬやのりこちゃんが殆ど口を出さずにわたしに任せてくれているのは、わたしの行動しない癖を考えてくれているのを感じるので、その愛を素直に受けてとってやってみる。早速、キッチンののりちゃんとゆみちゃんに、どんなものを作るのかの相談をした。でもいまいち良いコミュニケーションが取れない。どうしてか、一歩引いてみてみる。また相手任せの心がある。まずは自分がどんなイメージでどんなものを作りたいのかを相手に伝えるのが先だ。もう少し自分で考えて、他の人にも相談してから、もう一度整理した内容をのりちゃんに伝える。その結果をみんなにフィードバックして詳しく詰める。

いさどんコメント:ものごとの順序が読めてきています。

みどりーぬに対して一瞬、えっ?と思った気持ち。その背景にあるみどりーぬの気持ちは良くわかるので、この気持ちを出そうかどうしようか迷っていた。でも正直に出すということからすれば、やってみたいと思うので明日実行する。相手がどう思おうが、どんな反応をするのかは気にしない。


 

デザート作りを通して一歩心の成長をしたよこなおちゃん。そのデザートはとってもおいしかったよ。この新たな挑戦を乗り越える体験を次への一歩つながりますように。

おなかが満たされた後は、子どもも一緒にゲーム大会!

じゃんけん列車でじゃんけんをするよこなおちゃん(右)
じゃんけん列車でじゃんけんをするよこなおちゃん(右)

そして、修了証の授与式でした。修了証には、一人ひとりの地球暦と、一人ひとりが乗り越えたこととこれからの課題について、二人のサポーターからのオリジナルな言葉が入っています。

前半・後半二人のサポーターが修了証を授与しました
前半・後半二人のサポーターが修了証を授与しました
修了証書を授与され、いさどんからはなむけの言葉をもらう受講生たち

全員で記念写真を撮って、今晩はお開き!

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疲れて暖炉の前で寝てしまったこどもたちも。

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明日はいよいよ旅立ちです。

 


第21日目:3回目のフリーデー

真学校が始まり3週間がたちました。受講生の心の成長も人それぞれですが、どの人にも着実に変化が観られます。

今年は昨年のEDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)のプログラムよりも、ずっとゆとりのあるスケジュールになっていましたが、それでも勉強熱心な受講生は、フリープログラムの時間も、お神酒作りや養蜂、コンポストトイレ作りなどについて学ぶ時間にしていました。

そんな受講生も、今日はしっかりと休息をとって最終週に備える人も多かったようです。

午後は畑やキッチン体験をする人も。

夕食後は、3月に生まれた人たちを祝う月例のお誕生日会が開催されました。
今月は3日のおひな祭りが平日だったので、ひな祭りも兼ねました。
着物を着た小学生のきよ、みのり、みこの3人と新1年生になるひみこが「さくら さくら」を舞いました。

「さくらさくら」の舞
「さくらさくら」の舞

その後、れいちゃんとみほちゃんからこの地球生態系の豊かさを表した人形劇のプレゼント。

みほちゃんとれいちゃんの人形劇
みほちゃんとれいちゃんの人形劇

そして、真学校生も出し物をしましたよ~!
「バンザイ 君に会えてよかった!」の替え歌とダンス!

自分の枠を壊すために股引腹巻の禿げおやじに挑戦したよこなおちゃんと金髪美女のわたるくん(左) そして、あれ?こうちゃんがいる?!
自分の枠を壊すために股引腹巻の禿げおやじに挑戦したよこなおちゃんと金髪美女のわたるくん(左)
そして、あれ?こうちゃんがいる?!

こうちゃんがあまりにも似ていて、みんな誰がこうちゃん役かがわかりませんでした(笑)

ルンルンランラン、ちなっぴーです!
ルンルンランラン、お目目キラキラちなっぴーです!
ギターの上手なキタジュン
ギターの上手なキタジュン

 

そして、トリを勤めたのは、木の花劇団。
問題ごとを自らを知る機会とし、自らの心を振り返り、自己コントロールすることで、誰もが楽しく調和して生きることが出来ることを描いた木の花劇団の書き下ろし作「貧乏神と疫病神」が演じられました。

 

左から貧乏の神役のあやちゃん、祟り神役のゆみちゃん、疫病神役のみきちゃん
左から貧乏の神役のあやちゃん、祟り神役のゆみちゃん、疫病神役のみきちゃん
木の花劇団
木の花劇団+いさどん

最後は、おなじみ花祭りの舞をみんなで踊り、楽しく温かく夜が更けていきました。


第15日目:2回目のフリーデー

今日は二回目のフリーデー

真学校受講生は、思い思いに時間を楽しんでいました。
寝坊組数名、朝ゆっくり休んで9時半からパン作りをする人たち7名、お出かけ組が2名、という感じ。

受講生7人で作ったパン。夕食で美味しくいただきました!
受講生7人で作ったパン。夕食で美味しくいただきました!

パンを発酵させている待ち時間に、翌日の講座にもつながるいさどんお薦めの動画「中国の危険な食品 安全を求めて立ち上がった市民たち」を鑑賞。

午後は「いのちの食べ方」のDVDを鑑賞しました。

ということで、今日はゆったりとした時間となりました。

 


第14日目:心の学びの実践:「恵みいただきます」

今日は、月に一度の地域の方々との交流イベントである「恵みいただきます」が開催されました。このイベントは、地域の方々と食を通して心の交流を図るために開催されています。
木の花ファミリーのメンバーは、このイベントのために、何度もミーティングを重ね、試食会を繰り返し、フィードバックを活かし、お料理を完成させていきます。
そして、当日はその月のテーマに合わせた衣装と会場のデザインで、異空間を作り上げます。今月のテーマは韓国料理!

 

今回の韓国料理(わかめs-プ、ビビンパ、サラダ、トッポッキ、ムッ+ピーナッツソース、キムチ、カクテキ、チヂミ (カボチャとねぎ)、里芋の包み揚げ、イチゴのムース
今回の韓国料理(わかめス-プ、ビビンパ、サラダ、トッポッキ、ムッ+ピーナッツソース、キムチ、カクテキ、チヂミ (カボチャとねぎ)、里芋の包み揚げ、イチゴのムース

このスペシャルイベントに真学校受講生もスタッフとして参加しました。

こうした実際に木の花のメンバーが、一般の方々と触れ合う中で、心をどう表現しているのか、良い流れはどんな心の状態から生まれるのかなどを実際に動くことで、肌で感じる機会を持ちました。

苦手を克服するためにホール係にチャレンジしたきたじゅんと赤のチマチョゴリののりこちゃん
苦手を克服するためにホール係にチャレンジしたきたじゅんと赤のチマチョゴリののりこちゃん
人前に出るのが苦手とはとても思えないおもてなしをしてくれたよこなおちゃん
人前に出るのが苦手とはとても思えないおもてなしをしてくれたよこなおちゃん

台湾でこうしたイベントなどのコンサルタントをしているぶんちゃんは、売店担当。日頃、売店を担当しているスタッフに、改善のアドバイスをたくさんしてくれました。

ぶんちゃん、ありがとう!

その他、受講生はホールマネージャ―の補佐、受付、盛り付け、食器の洗い係、下膳などの配置に就き、それぞれ実践を通した心の学びをしました。

ホールマネージャー補佐のわたるくん(右)
ホールマネージャー補佐のわたるくん(右)

 

以下、実習をとしてみた受講生からの感想です。

— ビビンパの盛り付け担当のたになおちゃん —

やってみてやっぱり楽しかったです。

反省点はどんぶりが変わった時に広いどんぶりだからと隙間を無くすために具を多めに乗せてしまったことです。後で愛ちゃんが「量が多いとお腹いっぱいになっちゃって全部を美味しく食べれられたのかな?」と言っていたのを聞いて、すごい浅い視点でしか捉えられていなかったと反省しました。見た目に捉われて食べる方への配慮の無い心がこの結果だったと思います。

— 下膳担当のみへちゃん —

着飾ったり、子どもも一緒になって楽しんだり、太鼓をたたいて本格的な雰囲気を作り出したり・・・。素材が、料理が素晴らしいだけでなく、数々のもてなしがあり、本当に心がこもっていると思った。個人的には、車いすの方がお客様にいたことがとても嬉しかった。

— 配膳担当のよこなおちゃん —

ホールで配膳を担当していたよこなおちゃんは、既に用意されているスプーンが入った入れ物が布巾で覆われているのに気付かずに、洗い場チームに洗いを急がせたことを次のように振り返っています。

自分のことしか考えず自分視点で物事を見ていた。そんな自分に気が付いた。そのことに気が付いて視野を広げてみると、周りが良く見え、見えてくるものが変わった。のりこちゃんやきたじゅんがホールのあちこちに気を配っているのがわかり、わたしも全体に気を配るように心がけた。自分にも余裕が生まれ、お客様に話しかけたり、場の空気を楽しむことができた。お客様の顔をずっと観察していたら、皆さんの表情がとても明るく楽しそうで、とても幸せな気持ちになった。


ここまでの2週間、学んできたことを生の現場を体験することで、色々な人や様々な現象に出会い、学びを思い出し、実践し、それを振り返りながら、残り2週間の学びをさらに深めていく良い機会となったようでした。

みなさん、お疲れ様でした!

 


「ママ、なんで顔変わったの?」

昨日、27歳のお誕生日を迎えたいぶちゃん。

みんなに囲まれて「おめでと~!!」
みんなに囲まれて「おめでと~!!」

いぶちゃんは、小学1年生の太郎くんと4歳のいろはちゃんの2人の子どもを連れて、はるばる宮崎からやって来ました。

真学校に参加した理由を尋ねると、「子育てに行き詰まっていたから」といぶちゃん。
「ずっと自分の中によくわからない怒りがあって、でも自分ではどうすることもできなかった。いろんな子育ての本を読んだりセミナーを受けたりしたけど、変われなかった。」
そんな時に、インターネットで木の花ファミリーを見つけました。
「最初は何かの宗教かと思った(笑)。真学校も、最初は農業の講座なのかと思ったらどうやら心のことを学ぶみたいで、自分は今まで何をやっても変われなかったからきっとこれもダメだろうなと思ったの。だけど、ここの暮らしに興味があった。それで、行ってみよう!と思ったんだ。」
いぶちゃんは、ずっと昔から「みんなで暮らしたい」と思っていたと言います。
「だってその方が楽しいし、助け合えるから。」

実際に来てみての感想は ―――
「来てすぐに子どもたちが叱られているのを見て、始めは戸惑ったよ。今までは近所付き合いもなかったから、子どもが私以外の人から怒られるのを見たことがなかった。」
けれども子どもたちはあっという間にみんなの中へ溶け込んでいき、それを見て少し淋しくも感じていたいぶちゃんですが、今は学ぶことに集中できて、とにかく「毎日が楽しい」と言います。

そんないぶちゃんの誕生日の前日のこと。
インフルエンザでしばらく寝込んでいた太郎くんが、いぶちゃんの顔を見てこう言いました。

「ママ、なんで顔変わったの?」

受講生同士の座談会で、自分の過去の体験を話し涙するいぶちゃん
受講生同士の座談会で、自分の過去の体験を話し涙するいぶちゃん

その日の日記に、いぶちゃんはこう綴っています。
「朝、子どもに『ママ、なんで顔変わったの?』と言われた。他のメンバーにも、顔がやわらかくなったと言われた。人に気付かれるくらい変わったのかと、またまたびっくり。
そして、冷え症が少し改善されている。最初は、顔が変わることも、冷え症が心の冷えと関連していることも信じられなかったが、最近みんなの表情もやわらかくなっているし、私もそれを体感し、やっぱりすべて心からなんだと思った。」

大人ミーティングで日記をシェア
大人ミーティングで日記をシェア

真学校の中で、受講生たちは、本当の自分に出会う1ヶ月間の旅をします。
日記に日々の正直な想いを綴り、座談会や毎晩の大人ミーティングで率直に語り合い、心の壁を取り払うべくハグにも挑戦!次々とハグし合っている受講生たちの表情は、本当にやわらかく、生き生きとしていました。

が。

講座終了後のハグ
講座終了後のハグ

ハグをして盛り上がって、いっとき心が解放されたようになるセミナーは、きっと世の中にたくさんあります。けれども、セミナーが終わって家に帰れば、そこにはまた、これまでと同じ日常が待っています。
1ヶ月間の真学校では、一過性の体験で終わらない、「本物の変化」を目指しています。それは、ただ盛り上がっている時だけではなく、落ち込んでいる時も、迷いの中にいる時も、いつでも自分の心を正直に出し、それを様々な角度から客観的に捉える視点を育てることで、この宇宙の中で自分という存在とはいったい何であるかを知っていく「真理への旅」です。

地球は秒速30㎞で宇宙空間を移動し続け、常に変化・変容していくのがこの世界。今日晴れた表情は、もしかしたら明日には曇っているかもしれない。けれどもそれら全てが自分をひも解く材料であり、そこから学ぶことで人は変化し、その一人の変化が確実に世界を変えていく。そんなエキサイティングな日々を過ごしている、14人の受講生たち!

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1ヶ月間の真学校も3分の1が経過。
いさどんは、
「ここまでみんな順調に歩んできましたね。でも僕はこのままみんなに同じように歩み続けさせるのではなく、その歩みをどこかで“プツッ”と、切ってしまおうかと考えています。そうやって景色がひっくり返ることで、新たに観えてくるものがあるからです」
と、ニヤリ。

さあ!ここからどんな学びが展開されていくのでしょうか。
皆さま、どうぞご一緒にお楽しみください!(^_^)ノ

 

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いぶちゃんのお祝いのお誕生日プレートを作ったのは、みこ、きよ、ひみ、ゆりかの4人。
いぶちゃんのリクエストにより、納豆プレートとなりました♪

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お誕生日、おめでとう♪

 


今年も活性液大爆発

3日前の農業講座で、木の花菌を元に作った活性液。

できあがった活性液を手にする受講生たち
できあがった活性液を手にする受講生たち

農業からお掃除まで、微生物くんたちの力で何でもござれのこの活性液、発酵するためには温度が必要だということで、昨年のEDEの講座では受講生が抱いて眠ったら、発酵しすぎて夜中に大爆発したのでした。

昨年の爆発現場
昨年の爆発現場

そんなわけで今年は安全対策に万全を期して、ペットボトルも大きく頑丈なものにして、発酵場所もお風呂場にしていたのですが ――――

今年もやっぱり大爆発

今年の爆発現場
今年の爆発現場 - お湯が茶色に・・・

爆発したのは、ぶんちゃん、わたるくんペア製作の活性液です。

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去年に続き2度目の爆発。普段はまったくそんなことないのに、やはり真学校のエネルギーで微生物くんたちも活発になっているのでしょうか。

担当講師のきょうこちゃんにコメントを求めたところ、一言。
「どうもコメントなちゃい。」

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担当講師のきょうこちゃん

昨年の爆発を体験した受講生で現メンバーのかまちゃんは、
「もうペットボトルはやめた方がいいですね。」

昨年の爆発現場でのかまちゃん
昨年の爆発現場でのかまちゃん

ちなみに、本日の風呂掃除の汚れ落ちは大変よかったです。

風呂掃除担当のさっちゃん
風呂掃除担当のさっちゃん

今回の活性液の製作者の一人であるぶんちゃんは、台湾からの参加。
「私はエネルギーがあり過ぎるから、陰性の強いわたるくんにお世話を任せてたの。だけどやっぱり、台湾人は熱があり過ぎるわね!」と笑ってました。

 

マイナスイオン担当のわたるくん
マイナスイオン担当のわたるくん

※「陰性」の意味を知りたい方は、木の花塾「宇宙おじさんの人生講座」または来年の「1ヶ月間の真学校」を受講してね♪

なんにせよ、この場全体のエネルギーが高まっていることは事実です。
1ヶ月間の真学校は、まだまだ続きます!

爆発予備軍の活性液たち♪
爆発予備軍の活性液たち♪