私たちは枠の中で生かされている ~ 人格を学ぶ講座4・地球暦

「人格を学ぶ講座」では、カルマ読み、カタカムナと並び太陽系時空間地図「地球暦」を用いて、一人ひとりの人生地図を読み解きます。さて、地球暦を学ぶことに、どんな意味があるのでしょう?


カフェ&ショップ・ロータスランド

ジイジ:
ロータスランドに池を作って3年目になります。今年は初めて、池の鯉の産卵をさせようと思っています。ロータスランドの鯉は錦鯉と言って、人間が改良したものです。野生の鯉は、5月から6月頃に水温が18度以上になると産卵します。錦鯉は人間が改良したもので、なぜかそのまま池にいても産卵しません。それで、3月の中頃から、産卵させたいメスだけを別の水槽に入れて飼っておいて、5月にその温度になった時にオスを入れてやります。そうすると産卵します。そういう技術があることは知っていましたが、より詳しく調べてみると、鯉は大潮の時に産卵するそうです。人間も、大潮の時には出産が増えると言います。しかし人間の世界では、お医者さんが陣痛促進剤を打って、人間の都合で早く産ませたり、帝王切開をしたりするので、そのリズムから外れるのです。

今日も、地球暦を使って一人ひとりの人生地図を読み解きます。そのもとは、宇宙は数であるということです。カルマ読みでも、私たちの名前の文字の画数が表す法則性から読み解いていきますね。それは、数理という、宇宙の成り立ちを利用しているのです。
地球暦は、私たちが生まれた時の太陽と惑星の配置から、その人の人生地図を読み解いていきます。さらに、カタカムナの単音の思念からも、その人の性質を読み解きます。それは一見特別なことのように思えますが、鯉が大潮の日に産卵するのと同じように、宇宙と連動しているということを元にして、私たち人間のことも読み解いているのです。
昨日から今日になるのは、地球が自転しているからです。去年から今年になるのは、地球が公転しているからです。私たちは宇宙を旅しているのであり、それは、このような形で私たちの人生を分析することと何ら変わりません。私たちは、毎日の体の生理、リズム、思考、すべてが宇宙と連動して、人生を生きているのです。

去年亡くなったスティーブン・ホーキング博士という物理学者がいました。彼は亡くなる前に、「AIが私たち人間に代わって世界を支配することはあるのでしょうか」という質問に答えたことがあります。彼の答えはとてもわかりやすく、「もしもAIが自分たちで進化する様な能力を与えてしまったら、危険でしょう」と。私たち人間は常にAIをコントロールできる立場にいるべきだと。それに対して、番組のコメンテーターは、今や技術的能力や生産能力は、AIの方が私たちを超えてしまったと言いました。より精度のいいものを作ったり、大量生産するのに、彼らは疲れないのです。未だ超えていないのは、頭脳だけです。
そこで番組では、何となく不安になるのです。人間はどこかで、進化に対して制約があります。何かが制限している。ところがAIにそのプログラムをすると、どんどん進化していく可能性があるのです。
その番組を観ていて、私は思いました。人間の存在は枠の中に入っています。何の枠かというと、宇宙という枠です。そして生命としての人間は、地球生態系の枠の中に入っています。宇宙や地球生態系の生命としての循環の中にいるからこそ、人間というのは初めて成立するのです。しかし、人間が可能な限り進化する能力をAIに与えると、AIはその枠を超えていってしまうのです。

錦鯉が大潮の日に卵を産むことは、誰も教えていません。しかし、ちゃんとその時に卵を産みます。例えば私の体温は36.5度くらいが平熱ですが、今は35度台です。33度になると意識を失い、30度になると死ぬそうです。私たちは枠の中にいます。それは、生命という枠です。何か知らないルールの中に生きるように設定されているのです。
その設定しているものとは、一体何ものなのか。そして私たちとの関係は、どのような関係なのか。それを探求するのが、これからの人類の課題でしょう。人間は、そういった存在があることを今、忘れてしまっているのです。科学は、どんどん探求していくと、私たちがそういった枠の中に生かされていることを無視して、無限に探求しようとします。その先は、未来の人々が考えることでしょうが、ホーキング博士はこうも言っています。私たち人間は、宇宙を観て、健康で健全に生きていくことを考えるべきなのです、と。
彼は科学者ですが、科学者はこの世界をどんどん分析し、人間の可能性を広げてきました。その結果、現代のような宇宙の枠や自然の枠から外れて、彼らの思う豊かな世界をつくりました。ホーキング博士は現代で最も優秀とされる人々の一人だと言いますが、その人が死ぬ前に宇宙を観て、地球を健全に生きていくことを考えようと言ったのです。
アインシュタインは亡くなる前に、私は真実を探求したいのではなかった、私は神の意思を知りたかったのだ、と言いました。彼らが共通して言っているのは、私たちはある枠の中にいるから成立するのだということです。能力が高いからといってその枠を超えてまで探求してしまったら、私たちは存在しない。枠と共に生きなさいということです。

1ヶ月間の真学校では、その枠があることを知り、私たちがその枠のルールを意識して生きると、あなたも、人類も、地球も豊かで健康で生きられるということを伝えたいのです。
その枠とは何でしょうか。私たちの存在のもとである、命という枠でもあります。それを元々命でないもので発展させるのが、AIの存在です。それは技術革新や豊かさの表現のために出てきたものですから、有効に活かすことは誰も否定するものではありません。しかし私たちは常に、その宇宙の枠の中にいることを意識して生きるべきなのです。

AIの成長曲線を解説するいとちゅう

いとちゅう:
人間の進化をグラフで表すと、直線的に上昇していきます。だから人間は、AIも直線的に進化していくと無意識に思っています。しかしAIの進化は指数関数的で、ある地点を境に一気に上昇するのです。それをシンギュラリティと言います。人間がAIをペットのように思っていても、ある瞬間に一気に人間を超えてしまう。ですから、AIが人間の最後の発明だとも言われています。

ジイジ:
それは枠のない状態です。しかし人間には、ちゃんと枠がはまっています。
地球暦を読み解いても、完全な人はいません。逆に言うと、不完全な人ばかりです。しかし欠陥があるからこそ、人間は何かと連動しながら生きていくのです。現代の人類の進化を象徴している科学の世界では、科学者たちがどんどん無限に探求しようとします。そこでどうしたらいいかは未来の人々が決めるのでしょうが、私は人々に、神様と共に生きなさい、と言いたい。
神様を忘れた人間たちは、暴走します。神の存在を知っていたら、神と共に歩むから、絶対に暴走することはありません。神の定義はいろいろありますから判断もいろいろですが、宇宙の法則と共に生きなさいということです。
そこで今日は、この地球暦の講座を通し、私たちの人生に流れている宇宙法則について読み解きます。

 

 


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