「正直・素直・信じる」今までの人生で私に欠けていた心がここにある。心の内を自分の内に閉じ込めたまま、何事もないように装って65年間生きてきた。本当の自分を知られることが怖くて、虚勢を張って生きてきた。
人生も終盤に入り、このままでいいのかと何者かが私の心の奥底を揺さぶる。
真学校に参加しようかなと口にしてから真学校が始まるまでの5か月、参加の意思は変わらなかった。心が揺らいだのは、10分間の自己紹介があると分かったとき。人前で10分も話すなんてとんでもない。話せることなんて何にもないと思った。10分間をどうやってやり過ごそうかと、直前までひとりで悪あがきしていた。
真学校を終えた今、自分の囚われた心がカラを破らせまいと抵抗していたのだと分かる。
真学校は、心の学校です。世代を越え国境を越えて集まってきた仲間と、共に学び、語り合い、木の花で暮らした1か月は、私の心を解き放ち、宇宙の一員として生かされている自分を感じるための日々でした。
自分の囚われた心を開いて、今まで自分が知らなかった新しい自分に出会うための道。私は真学校で確実にその一歩を踏み出し、新しい自分に出会うための旅を始めました。
今朝、木蓮の花が咲いていました。まるで天に向かって呼びかけているかのように、凛として咲いていました。私も木蓮のように天に呼びかけながら、精一杯心を開いて、「正直・素直・信じる」心をもって、宇宙との調和を目指して生きていきます。
1か月間ありがとうございました。ただ、ただ、感謝です。木の花ファミリーのみなさん、真学校の仲間たち、これからもよろしくお願いします。