第22&23日目: 世界観を広げる

今回の真学校における2人目のゲスト講師、ひらぴーを招いての講座でした。

講師のヒラピー
講師のヒラピー

3月8日の午後と9日の午前の時間を使い世界観を広げるワークショップを行いました。

いくつかのワークをやった中で、受講生の印象に残ったのが、初日の3パターンのハグをするワークと、2日目の自分はどんな人なのか、他者からの視点をもらうというワークでした。
その学びについて、本人の了承を得て受講生の日記から抜粋させてもらいました。

まずは、のりちゃんの日記から、

「世界観を広げる講座の中で、3パターンのハグをすることになった。1回目は自分流に。2回目は目を見つめながら、3回目は相手を神聖なるもののように思いながら。

印象に残ったのは、相手を神聖なる物として見てハグをすること。神聖なるものと接するので、ぞんざいにできるはずはなく、謙虚な気持ちになる。動作も丁寧な上、ハグをしている自分の心が大いなるものに自分をゆだねて透明で一切の私心が無い。静かだが足は大地にしっかり根差している。高揚感は無いが、気が満ちてくる。不思議な状態になった。3回目のハグを終了した後、振り返りをしている間、意識が高いところへいってしまった感じがした。この体感を身体に深く記憶させる。会う人、もの、こと、全てに接する際に、神聖なもの、天、神と対峙するように接する。そのためにこのワークがあったのだと思う。」

いさどんコメント: この世界は、神の体。全ては神聖なものですね。

3タイプのハグのワーク
3タイプのハグのワーク

そして、みどりーぬの日記から、

3種類のハグをした。
「フリースタイル」の感想は、普段話していても気づかないが、相手が予想以上にでかいと感じた。相手によってハグをしても一体感がある人とそうでない人がいた。そして面白かったのが、リラックスしている、していないで筋肉の反応が異なった。こちらが勝手に苦手意識を感じている人に対しては、筋肉が緊張していたのを感じた。苦手が筋反射という現象として表れた。

「目を良く見てハグ」は目からの情報のみでも、より相手との距離感が縮まるなと感じた。相手によってなのか?そのときの感情で左右されるのか?はわからないが、目を合わせているにもかかわらず、視覚に入っているにもかかわらず見えていない。いや、見たくないから見ていないのだろうか?実は真学校に入る少し前から、この視覚の不思議な感覚に氣付いていた。

「うつ病」の人に見られる特徴も良く似ている。今までだった何人かのクライアントが、カウンセリング時に目を閉じたまま受け答えをしていた。目から入ってくる情報で頭が疲れるから、目を開けていられないのだそう。その問題に向き合いたくないから「見たくない」「言いたくない」「聞きたくない」と全てを閉ざしているようにしか見えないと思っていたことが確信となった。
人にコントロールされると思い込んでしまいがちだが、実は自分が自分をコントロールしていることに氣づいた瞬間に世界がひっくり返る。自分の「心」を感じること。そこから目をそらさない。

いさどんコメント:人に対して何かをしてあげると思っている場合、もらっていることを忘れていることが多いですね。わたしたちは、この世界で生きているすべてで学びをいただいている立場なのですね。大切なことに気付いています。


そして、2日目の他者からの視点をもらうワークでの学びについて、みへちゃんは以下のように書いています。

ヒラピーの授業、苦手な人を思い浮かべて言葉をかけるワークがとても印象的だった。わたしはその苦手な人に「肩の力を抜いて良い」「周りを信じていい」と声を掛けていた。まさに自分への声えがけであったことにびっくりした。
いさドンコメント:それは面白い発見でしたね。

自分の悪いところ、良いところを伝えてもらう際、気が付いたことは、わたしは
- 理想がとても高く、多くを求め、それゆえ失敗すると落ち込む
- 注意散漫になりやすい だった。
講義が終了すると、どこか爽やかな気持ちになった。

いさどんコメント: なぜそうなったのか、振り返ってみてください。

相手にしたアドバイスを自分にしたらどう感じる?
相手にしたアドバイスを自分にしたらどう感じる?

それぞれの学びが、日々続いています。


第22日目:微生物資材の培養 (午前)

今朝の前半は、木の花ファミリーのあちこちで使われている木の花菌と呼ばれる微生物資材の培養について、木の花菌づくりの発案者であるいさどんと製造担当者のひろみちゃんの講義がありました。以下、講師を務めたひろみちゃんの講義レポートです。


木の花菌とは、EMをベースに、木の花でオリジナルに培養している微生物資材で、木の花ファミリーの生活のあらゆるところで利用されています。

木の花菌仕込中!
木の花菌仕込中!

木の花菌の培養が始まったのは、今から約25年前、農法について模索していたいさどんが、新聞記事の中にEMを見つけたことがきっかけでした。

それはEMを使ってスイカを栽培している農家さんの記事でした。早速会いに出かけた車の窓から見えた周囲の景色は、いつもより美しく輝いて見えたそうです。いさどんは、何か新しい扉が開く事を予感したそうです。

この出会いがEMの開発者の方との出会いに繋がり、木の花に木の花菌の培養技術が確立していくことにつながりました。

必要な出会いは、必要なトキに、必要なトコロにやってくる。

だから、流れがやってきたら、ただその流れにのっていけばいいのです。そういった生き方をしていくことです。

講義は、こうした物語から始まり、微生物のこと、木の花菌の作り方や使い方を学びました。

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